渋野日向子、通算5オーバー46位で辛くも予選通過「もう上を見ていくしかない」

[ 2020年10月11日 03:00 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第2日 ( 2020年10月9日    ペンシルベニア州アロニミンクGC=6577ヤード、パー70 )

2番でティーショットを放つ渋野(AP)
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 13位で出た渋野日向子(21=サントリー)は2バーディー、7ボギーの75と落とし、通算5オーバーの46位に後退した。米国遠征では4戦連続で予選を通過し、決勝ラウンドで巻き返しを期した。40位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は69で回り通算1オーバーで首位から5打差の19位へ浮上した。

 【第2R】予選通過という最低限の目標はクリアしたが、渋野に満足の笑みはない。「本当に悪いところが全て出てしまった。切り替えが難しかったし、かなり神経をやられました」。ゴルフの難しさを痛感した一日を振り返った。

 要因ははっきりしている。前日はフェアウエーを外したのが1回だったティーショットの乱れ。この日はフェアウエーキープ率が64・2%に低下し、攻めのゴルフに結びつけられなかった。インから出た13番パー4。3Wでの第1打が右に曲がって林に入れた。「あそこからプチーンとなっちゃいました。曲げた時点でチーンでしたね」。この日2つ目のボギーを叩いた。

 光明が差したのはスタートから8ホールで4つ落として迎えた18番パー4。グリーン手前からチップインバーディー。値千金の一打に「凄い切り替えられた。あれがなければ、余裕で予選落ちのスコアが出ていた」。気持ちの余裕を取り戻した後半は風が強くなる中でも懸命に粘った。首位とは9打差ついたが、まだ折り返し地点。「通ってしまえば、こっちのもの。もう上を見ていくしかないですね。粘る、耐える、ですかね」と切り替えた。

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2020年10月11日のニュース