天理大ラグビー部のクラスター経過 8月に発生、菅平合宿取りやめ 9月10日に練習再開

[ 2020年10月11日 16:28 ]

関西大学ラグビー交流試合第1節   天理大48―12関大 ( 2020年10月11日    天理大白川グラウンド )

 関西大学ラグビーの交流試合が11日に始まり、部員168人中62人が新型コロナウイルスに感染した天理大が関大に48―12で完勝し、新チーム初戦を白星で飾った。

 天理大ラグビー部のクラスター経過

 ▽8月12日 20代男性が体調不良を訴え、同日にPCR検査を受け陽性。13日に大学が公表し、体育学部キャンパスを閉鎖。クラブ活動を原則禁止。
 ▽8月14日 20代男性が陽性判明。
 ▽8月15日 全部員が住むラグビー部寮で、学生20人が感染したと大学が公表。前出の2人がラグビー部員であることも明らかになる。PCR検査で陰性になった部員、関係者は寮を離れて2週間の経過観察へ。長野県菅平での合宿取りやめ。
 ▽8月17日 新たに4人の感染を公表。計24人に。
 ▽8月18日 全部員、関係者のPCR検査を完了。29人が新たに判明し計53人に。寮を閉鎖。
 ▽8月20日 14日のPCR検査で陰性だった20代部員が経過観察中に発熱し、陽性判明。計54人。
 ▽8月21日 再検査で10代部員の陽性判明。計55人。ラグビー部以外の学生に対し、教育実習の受け入れ拒否、アルバイトの出勤見合わせ要請があったことを、大学が発表。天理市の並河健市長も会見に同席し「差別につながり、社会の分断を招きかねない」と訴える。
 ▽8月22日 再検査で新たに10代部員の陽性判明。計56人。
 ▽8月23日 再検査で20代部員の陽性判明。計57人。
 ▽8月25日 再検査で20代部員の陽性判明。計58人。
 ▽8月27日 再検査で20代部員の陽性判明。計59人。
 ▽8月28日 再検査で20代部員の陽性判明。計60人。寮の除染、清浄作業完了を報告。
 ▽9月2日 寮生活を再開。18畳1室を2人以下とする。(従来は3人)。食事、入浴は時間、空間で区分。
 ▽9月4日 陰性者の経過観察期間終了に伴い、大学が自主検査をし、20代部員2人の陽性が判明。計62人。
 ▽9月9日 陽性者が、医療機関や宿泊療養施設から退院、退所を完了。陰性者の経過観察処置が終了したことで、大学が終息宣言を出す。部員168人のうち、合計62人が感染。
 ▽9月10日 練習を再開。
 ▽9月24日 関西協会が、今秋のAリーグを変則2リーグ制で実施することを発表。当初予定より1カ月遅らせ、11月7日開幕。10月は参加できるチームで交流試合を実施。 

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2020年10月11日のニュース