渡辺倫果が東北・北海道選手権V 帰国後隔離の影響も反省「余裕のあるフリーを」

[ 2020年10月11日 19:11 ]

フィギュアスケート東北・北海道選手権最終日 ( 2020年10月11日    新潟・MGC三菱ガス化学アイスアリーナ )

オンライン取材に応じるシニア女子優勝の渡辺倫果
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 女子フリーでは、ショートプログラム(SP)首位の渡辺倫果(18=青森山田高)が全体トップの97・73点をマーク。合計152・44点で優勝した。男子は坪井聖弥(苫小牧駒澤大)が合計125・39点で制した。

 SPでは3回転半にも挑戦した渡辺は、冒頭の3回転ルッツをクリーンに決めた。拠点のカナダから帰国後2週間の隔離の影響もありミスこそあったが、最後まで力強く舞った。隔離中は氷上練習ができず、親が購入したランニングマシンや筋トレを自宅で行ったが、「やっぱり2週間の自粛で体力面が心配だった。その面がでた。シーズンに向けて体力を上げて余裕のあるフリーを滑りたい」と振り返った。

 今季からシニアに転向。渡航制限による練習への影響を考慮し、2月まで浜田美栄コーチの指導を受ける予定。「日本のスケーターはうまい選手がたくさん。こういう状況だから良い刺激をもらう。いい部分を全て吸収する機会」と前向きに語った。

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2020年10月11日のニュース