渋野 悪夢の第3R「鼻をへし折られた」最下位タイ73位から最終日へ

[ 2020年10月12日 02:26 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第3日 ( 2020年10月10日    ペンシルベニア州アロニミンクGC=6577ヤード、パー70 )

<全米女子プロ選手権第3日>15番でティーショットを放つ渋野(AP)
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 渋野日向子(21=サントリー)は出だしの10番パー4で「8」を叩いたのが響き、76と落とし通算11オーバーで73位に後退した。

 渋野は出だしの10番パー4で「8」を叩いたのが全てだった。第1打をラフに入れ、ピンまで残り151ヤード。グリーン手前には池があり「(エッジまで)130くらい。普通に打てれば越える」と振り返る。7Iでグリーンを狙ったが、池に落とした。第4打もスピンと傾斜で大きく戻ると、25メートルから4打を要し4オン4パット。「4打目が思ったより返ってきて…、その後はぼうぜんでした」と言葉を絞り出した。

 必死に切り替えて反撃を試みるも、バーディーは16番パー5の1個だけ。予選通過者では最下位タイの73位に下げた。「てんぐになっていたわけじゃないけど、鼻をへし折られた。自分のレベルじゃ無理と実感した。今は練習を重ねるしかない」と落胆する。

 それでもフェアウエーキープ率は78・5%、グリーンを外したのも5回とショットは悪くない。「パッティングの印象のほうが悪すぎて。読みに対して自分の球の転がりが計算できていない。そういうところも必要になる」。約2カ月間の海外遠征もあと1日。巻き返しへのきっかけをつかんで終わりたい。

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2020年10月11日のニュース