納谷 初の十両の土俵、大翔鵬破り5勝2敗 大銀杏に「うれしい」

[ 2020年9月26日 15:34 ]

大相撲秋場所14日目   ○納谷 押し出し 大翔鵬● ( 2020年9月26日    両国国技館 )

<大相撲秋場所14日目>大翔鵬(左)を押し出しで破る納谷(撮影・久冨木 修)
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 大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男の西4枚目・納谷(20=大嶽部屋)が初めて十両の土俵に上がり、西十両12枚目・大翔鵬(26=追手風部屋)を破って5勝2敗で終えた。右喉輪で攻めた後に押し込まれたが、はたかれたところで中に入り、押し出し。「はたきは頭にいれていたので、しっかりついていけた」とイメージ通りに取り切った。直近の6場所は勝ち越しても4勝3敗、負け越しでも3勝4敗だっただけに「5番勝つことに意味があった」と納得した。

 初の十両の取組とあって「勝手が違った。水をつけてもらうときも戸惑った」というものの、相撲には影響はなかった。「仕切ってからは普段通り。人もそんなに多くないので変わらなかった」と落ち着いて臨めた。初めての大銀杏(いちょう)には「うれしいですね」と笑顔を見せ、「重いと思っていたが、普通のまげより軽く感じて驚いた」と感想を語った。

 新十両に昇進できるかどうかは、十両から幕下に陥落してくる力士が何人になるかにもよるが、来場所はさらに自己最高位を更新するだけに、関取にまた一歩近づいた。「(上がれるかどうかは)周りとか運とかあるので。自分がやれることは限られている。やれることができれば次に勝てるかなと思う」と前を向いていた。

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