IOC 東京五輪簡素化で合意 数百億円経費削減も聖火リレーは“維持”

[ 2020年9月26日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの影響で来夏へ延期となった東京五輪・パラリンピックの簡素化に関し、国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会は25日、52項目の見直しに合意した。経費削減額は数百億円とみられ、組織委が精査して10月7日のIOC理事会で報告する。組織委の森喜朗会長は「今後の世界的イベントのロールモデルを示せる」と胸を張った。

 今回の項目には含まれなかったが、開閉会式も大幅見直し。組織委の武藤敏郎事務総長は「延期決定前と同じ演出でやるのは適切でない。お祭り騒ぎのようなものはやめる」と話し、森会長は「人類が疫病を乗り越えて五輪を開けたという、世界中が感動できるものにしてほしい」と注文をつけた。聖火リレーは121日間の日程やルート、ランナー約1万人は維持。伴走車両やスタッフを減らして費用を削減する。

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2020年9月26日のニュース