女子のラグビーW杯日本招致へ 現役代表選手も賛同

[ 2020年9月26日 19:01 ]

オンライン取材に応じるラグビー女子日本代表前主将の斉藤聖奈
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 来年9月開幕のラグビーW杯ニュージーランド大会で2大会連続出場を目指し、北海道で合宿中の女子日本代表のフランカー斉藤聖奈(28=パールズ)とSH津久井萌(20=横河武蔵野)が26日、オンライン取材に応じ、日本協会が検討している25、29年のW杯招致に賛同した。

 昨年のW杯では史上初の8強入りを果たした男子代表に大きな刺激を受けたという2人。斉藤は「日本でやりたい気持ちが強い。選手間でも女子ラグビーをどう広めるか、という話をしている。日本で開催してもらえれば、モチベーションは上がるし、価値も上がる」と熱弁。津久井も「結果を残して女子ラグビーをもっと広めたい」と同調した。

 サクラフィフティーンの愛称で知られる女子代表は、昨秋には欧州遠征を敢行。世界ランキング6位(当時)のイタリアに17―17で引き分け、同12位(当時)のスコットランドには24―20で勝利。近年は強化が進んでおり、まずは来年に延期となったアジア選手権でのW杯出場権獲得を目指す。

 17年の前回アイルランド大会では弱冠17歳で出場し、全5試合に先発、大会のベストフィフティーンにも選出された津久井は「(昨年の)W杯では南アのデクラーク選手が参考になった。SHなのにアタックもディフェンスも強気」と大いに刺激を受けたようす。現在はゲームフィットネスやコミュニケーションの向上に取り組んでおり、“女版デクラーク”に進化して「W杯で一つでも多く勝ちたい」と話した。

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