正代 貴景勝との2敗対決で完勝!熊本県出身初の優勝へ大関・朝乃山も倒す

[ 2020年9月26日 05:30 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2020年9月25日    両国国技館 )

貴景勝(手前)を突き落としで破り2敗対決を制した正代(撮影・西海 健太郎)
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 関脇・正代(28=時津風部屋)が大関・貴景勝(24=千賀ノ浦部屋)との2敗対決を制した。大関の突き押しを受け止めての突き落とし。今年3度目の優勝争いで、熊本県出身では史上初となる優勝に前進した。新入幕の翔猿(28=追手風部屋)は好調の平幕・隆の勝(25=千賀ノ浦部屋)を送り出しで破り、トップの2敗は正代と2人になった。3敗は大関・朝乃山(26=高砂部屋)ら4人。

 気持ちとともに正代は前に出た。「相手より先に踏み込みたいという気持ちがあった」と貴景勝より先に手をつき、170キロの全体重をぶつけた。突き押しを下からあてがい、いなしをこらえて左突き落とし。「イメージのような相撲が取れた」と自賛した。

 これまでは受け身の取り口が目立ったが、コロナ禍で5月の夏場所が中止となったことで見直しを図る時間ができた。「立ち合いの踏み込み、馬力を強化する意識」。相撲を取る稽古ができない分、トレーニングに時間を割いた。肩周りは見た目で分かるほど大きくなり、圧力が増した。今年1月の初場所、7月場所とも千秋楽まで優勝争いに絡んだ経験で「前の2回に比べれば落ち着いている」と気持ちも強くなった。

 相撲どころで知られる熊本県だが優勝力士はいない。正代の地元・宇土市では“三度目の正直”への期待が高まっている。この日から市内で関係者約100人を集めたパブリックビューイングがスタート。「3密」に注意しながらも、大関撃破に歓声が湧いた。白星で打ち上げられる花火は今場所3発になったが、大一番を制したこの日は8発上がった。正代は「自分の相撲を取って喜んでくれれば頑張れる気がする」とパワーの源にしている。

 3年ぶりに三役復帰となった春場所から8勝、11勝を挙げ、今場所は既に11勝。3場所合計30勝となった。14日目の朝乃山に勝てば大関連破となり、初賜杯だけでなく大関昇進の機運も高まってきそうな展開だ。「あまり大それたことは考えない。ケガなく2番、笑顔で部屋に帰れたら」。ネガティブ思考から脱した正代は、自然体が武器になっている。 

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