福士 谷亮子に並ぶ5度目の五輪へ第一関門突破 1万メートル3位で再出発

[ 2020年9月26日 05:30 ]

陸上の福士加代子(中)は復帰戦で3位になり、優勝した一山麻緒(左)、安藤友香と記念撮影
Photo By スポニチ

 陸上の関西実業団選手権が25日、大阪市のヤンマースタジアム長居で開幕し、女子1万メートルで福士加代子(38=ワコール)が32分17秒65で3位に入った。半年ぶりのレースで、12月4日の日本選手権(長距離)の参加標準記録を7秒35クリア。マラソンで逃した東京五輪だが、トラックの道が残る。本人も「(開催が)見え隠れしている。なくても準備はする」と意欲満々。谷亮子に並ぶ日本女子最多5度目の五輪へ、第一歩をしるした。

 福士にとって走ることは、「いやよいやよも好きのうち」なのだろう。ゴール後は「どえらいキツイ」、「もういや」と嘆き節連発ながら、上機嫌だった。3月の名古屋ウィメンズマラソン以来、半年ぶりの実戦。レースが恋しかったようだ。

 7000メートルで同僚の一山、安藤に離されたが「必死。久々に時計を見て走った」とペースダウンを食い止め、3位。12月の日本選手権の参加標準記録を7秒35クリアし、今大会の目標を達成した。

 マラソンで逃した東京五輪だがトラックの道が残る。本人も「(開催が)見え隠れしている。なくても準備はする」と意欲。日本選手権で五輪参加標準記録を切って優勝すれば5度目の出場がかなう。

続きを表示

2020年9月26日のニュース