セルティクスが第3Qの猛攻で逆転 崖っ縁で踏ん張って2勝3敗

[ 2020年9月26日 12:18 ]

チームをけん引したセルティクスのテータム(AP)
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 NBA東地区決勝の第5戦が25日にフロリダ州オーランドで行われ、第3シードのセルティクスが前半で最大12点差をリードされながら121―108(前半51―58)で第5シードのヒートを退けて2勝3敗。第3Qを41―25として試合をひっくり返し、ジェイソン・テータム(22)が第3Qでの17得点を含む31得点、ジェイレン・ブラウン(23)が28得点を稼いで崖っ縁で踏みとどまった。

 セルティクスは第1戦と第2戦でヒートの変則ゾーン・ディフェンスに苦しみ、テータムを中心とするドライブモーション・オフェンスが機能しなくなっていたが、その後は戦略を変更。203センチのサイズながらセンターを務めているドイツ出身のダニエル・タイス(28)をハイポストに配置してボールの流れを変え、第5戦でタイスはポストアップやトップでのスクリーンを務めたあとにインサイドにロールしてオフェンスにも再三にわたって絡んだ。

 セルティクスは先発5人が全員2ケタ得点をマークしたが、タイスは35分出場して15得点と13リバウンド、3ブロックショットを記録。フィールドゴール(FG)の試投数(10=成功6)はこのシリーズでは自身最多となった。

 勝てば6年ぶり6回目のファイナル進出が決まっていたヒートは第3Qで連続13失点を喫するなどで失速。ゴラン・ドラギッチ(34)が23得点を挙げたが、第4戦で37得点をたたき出した新人のタイラー・ヒーロ(20)は14得点にとどまった。チームの3点シュートの成功は36本中7本のみ。成功率は19・4%と大事な試合で精度を欠く結果となった。

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