正代が初賜杯に王手 千秋楽は翔猿戦、八角理事長「これからでしょう、本当のプレッシャーは」

[ 2020年9月26日 19:30 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2020年9月26日    両国国技館 )

<大相撲秋場所14日目>朝乃山(左)を押し倒しで破った正代(撮影・郡司 修)                                       
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 関脇・正代が悲願の初優勝に大きく前進した。1差の2位グループにつけていた大関・朝乃山を直接対決で破り2敗を堅守。直後の取組で2敗で並んでいた新入幕の翔猿が、大関・貴景勝に敗れ、単独首位に立った。あすの千秋楽の翔猿戦に勝てば、賜杯と同時に大関獲りにも弾みがつく。

 大関戦は気迫十分の立ち合いだった。朝乃山に右を差さされないように左を締めてかち上げるように当たると、右を差して前に出た。相手が横向きになったところを縦ミツを取ってさらに寄り立て、右から押し倒した。朝乃山は背中から一回転して土俵下に落ちた。どちらが大関が分からないような、正代の圧勝だった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「馬力勝ちしましたね。(こういう相撲は)ちょっと想像できなかったけど。朝乃山も悪い立ち合いじゃなかった。でも浮いちゃったね。正代が押し込んでるから朝乃山のバランスが崩れた。今日は正代を褒めるべきでしょう。(大関2人を倒し)立派ですよ。今日の勝ち方は素晴らしい」と賛辞を惜しまなかった。

 昨年の九州場所から急速に力をつけた。九州では11勝4敗で敢闘賞を獲得。続く初場所は優勝争いに加わり12勝3敗の好成績を収めた。コロナ禍で無観客開催となった、続く春場所は8勝7敗だったが、7月場所でも11勝4敗と健闘した。関脇3場所の通算勝利数はここまで31勝と大関も十分視野に入る安定感だ。

 八角理事長は「鶴竜が(正代の部屋に)出稽古に行っているでしょう?そういう時に、知らず、知らずのうちに力をつけているのかもしれないですね」と急成長の要因を分析した。

 ただ、初賜杯の最短距離につけているとはいえ、単独トップで千秋楽を迎えるのは初めて。ここからは自分との闘いとなる。

 「まあまあこれからでしょう。本当のプレッシャーは。初優勝だから」と八角理事長は話していた。

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