上田桃子“凱旋”メジャー初V懸け若手との戦いに「年齢関係なく、わくわく」

[ 2020年9月10日 05:30 ]

第53回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯へ、練習ラウンドで調整する上田桃子(代表撮影)
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 日本女子プロゴルフツアーの今季メジャー第1戦、日本女子プロ選手権(優勝賞金3600万円)は10日から4日間、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)で行われる。3週前の全英女子オープンで海外メジャー自己最高の6位に入った上田桃子(34=フリー)は自主隔離を終えて9日にコース入り。自身初の国内メジャー制覇へ18ホールをチェックした。

 台風並みの強風下だった全英で海外メジャー自己最高成績を1ランク更新。30歳を過ぎてなお進化する上田に8歳年下の賞金女王・鈴木が同組での練習ラウンドを志願した。

 「マネジメントでの頭の使い方は似てます。風の対策もアドバンテージになる」。全英の舞台は英国を代表するリンクス、ロイヤルトルーン。本場を模したJFE瀬戸内海は全英の経験が生きる舞台だ。強風対策のスリークオーターショットは大きな武器になる。

 07年に21歳156日で史上最年少の賞金女王に輝いたが、国内メジャーは2位2回、トップ5が9回と優勝に縁がない。2週連続優勝を狙う22歳の小祝、19歳で今季2勝の笹生ら台頭する若手も出場するが、34歳は「年齢関係なく、強い選手と戦うのでわくわくしている」と話した。

 帰国後は自宅で自主隔離。疲労からヘルペスを発症したが、気力は充実する。「メジャーはまだ」と聞かれ「早くその質問がなくなるように」と笑った上田が、自信を胸にメジャー初制覇に挑む。

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