鈴木亜由子 完全復活誓った!五輪延期期間をプラスに「1年後に戦える状態で」

[ 2020年8月8日 05:30 ]

今年2月に東京五輪への抱負をしたためた鈴木
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 東京五輪女子マラソン代表の鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)が本番レースの1年前となった7日、オンラインで取材に応じ、残り1年での完全復活を誓った。今年1月に右太腿裏の肉離れを発症。6月にも足先に違和感を覚えるなど、予定通り今夏に五輪が開催されていればメダル絶望という窮地に立たされていただけに、延期で得た期間を最大限に生かす考えだ。

 五輪の延期によって“九死に一生”を得た形となった鈴木が、複雑な心境を明かした。「正直なところ、もし本番が今日だったら、ベストな状態だったかは疑問符が付く。1年の猶予期間ができたことは前向きに捉えたい」

 1月の合宿で負った右太腿裏肉離れは思った以上に深刻だった。4月にようやくウオーキングを開始。水泳やバイクなどで調整を続けていたが、6月ごろには足先に違和感が出るなど、今夏なら万全とは程遠かった。鈴木は「経過を見ながら、体幹トレーニングやモビリティーを見直して土台づくりをしている」と現状について説明した。

 現在は北海道・網走の合宿で遅れを取り戻す日々だ。高橋昌彦監督は「この合宿で走れる状況をつくって、秋シーズンに元気な姿を見せたい」と青写真を描く。状況次第で11月の全日本実業団対抗女子駅伝(仙台)、12月の日本選手権1万メートル(大阪・長居)に出場予定。高橋監督は「2度しかマラソンに出ていない鈴木はマラソン初心者マーク。年明けにレースを経験したい」とも話し、来年の国内マラソンに出場する意向も示した。

 この状況を予想していたわけではないが、鈴木は、今年の年頭に「越える」をテーマに掲げていた。故障を乗り越えない限りは、メダルには届かない。「しっかりと準備期間がある。有効に使って1年後に戦える状態でスタートラインに立ちたい」。今は過去の自分を超越した姿で、北の大地に立つ日を思い描いている。 

 ◆鈴木 亜由子(すずき・あゆこ)1991年(平3)10月8日生まれ、愛知県豊橋市出身の28歳。進学校の時習館高から名大経済学部に現役合格。16年リオ五輪は5000メートル予選で12位。初マラソンとなった18年北海道マラソンで優勝し、昨夏のMGCは2位に入って五輪代表を決めた。マラソンの自己ベストは2時間28分32秒。1メートル54、38キロ。

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