箱根駅伝26年ぶり出場“雑草魂”筑波大いだてん旋風だ!

[ 2019年12月12日 05:30 ]

練習に励む筑波大の(右から)大土手主将、相馬、金丸ら
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 来年の1月2、3日に行われる第96回箱根駅伝に26年ぶりに出場する筑波大が11日、茨城県つくば市内で会見し、目標のシード権獲得へ決意を新たにした。1920年の第1回大会覇者が、100年目の節目で挑む箱根路。学連選抜で前回大会5区を走った相馬崇史(3年)を中心に、20校中、唯一の国公立大の意地を見せる。

 古豪・筑波の復活は巡り合わせのようで必然だった。部内改革を経てつかんだ箱根切符。舞台は第1回大会Vからちょうど100年目となり、前身の東京高等師範学校を卒業した金栗四三が主役の大河ドラマ「いだてん」の放送年に出場を決めた。弘山勉監督は「きっかけさえあればうまくいくと思っていた」と振り返る。

 改革は学連選抜に選ばれた相馬が今年の箱根で初出走したことに始まる。途切れることのない声援を受けて5区の山を上りきり「チームのみんなと走りたい」という思いが芽生えた。強豪の長野・佐久長聖高出身で、箱根への思い入れは元より強かった。チームに戻ってから魅力を力説。その思いは同学年に広がり、自然と3年生が練習を引っ張るようになった。

 2つ目の転機は全日本大学駅伝予選会の出場を逃した7月。悔しさも表さない選手を、弘山監督は「本気でやらないなら自分が指導する必要はない」と突き放した。練習もできない中、主務の上迫彬岳(3年)がミーティングを開いて匿名で集めた意見を公表。おのおのが競技に向き合う理由を探した。結果として4年生やトラックに重きを置く選手ら数人が離脱したが、3週間後に「全身全霊で箱根に向かう」メンバーでリスタートを切った。

 予選会突破という成功体験を経て結束は深まった。達成感もつかの間、5区でリベンジを誓う相馬が本戦までのピークの合わせ方をフィードバックするなど、すぐに次の目標へ動きだした。「シード獲得のために、あわよくば区間5位を狙っていきたい」。箱根路での筑波旋風へ、躍進にはまだ続きがある。

 ◇箱根駅伝予選会の筑波大 21・0975キロを各校上位10人の合計タイムで競い、10時間53分18秒で参加43校中6位に入った。唯一の4年生の金丸逸樹がチームトップの13位でゴール。日本人7位の1時間3分53秒で力走した。19位の西研人(3年)、20位の猿橋拓己(同)が続いた。

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