ファイナルMVPのレナードがトロントで古巣ラプターズと対決 バックスは16連勝

[ 2019年12月12日 15:39 ]

ラプターズのファンに大歓声で迎えられたクリッパーズのレナード(AP)
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 NBAは11日に各地で11試合を行い、クリッパーズは敵地トロントで昨季王者のラプターズを112―92(前半64―46)で退けて3連勝で19勝7敗。昨季のファイナルでラプターズを初優勝に導き、MVPとなったあとにクリッパーズに移籍したカワイ・レナード(28)は試合前にチャンピオン・リングを授与された。

 試合は第2Qでクリッパーズが37―14と一気に流れを変えて敵地で快勝。レナードは終始ダブルチームによる圧力をかけられながらも23得点をマークして勝利に貢献した。

 ラプターズは16勝8敗。ホームでは今季チーム初の開幕9連勝を飾ったが、その後は3連敗となった。レナードに代わる新・大黒柱のパスカル・シアカム(25)が24得点をマーク。しかし得点源でもあるガードのカイル・ラウリー(33)は放った7本の3点シュートをすべて失敗して6得点に終わった。

 東地区全体首位のバックスは地元ミルウォーキーでペリカンズを127―112(前半69―46)で下して22勝3敗。昨季のシーズンMVPとなったヤニス・アデトクンボ(25)は右太腿に違和感を訴えて今季初めて欠場したが、チーム記録にあと「4」と迫る16連勝を飾った。

 ペリカンズは6勝19敗。ベテランのJ・J・レディック(35)が今季自己最多の31得点を稼いで奮闘したがチームは10連敗を喫した。

 西地区全体首位のレイカーズは敵地オーランドで苦戦しながらもマジックを96―87(前半51―38)で振り切って22勝3敗。レブロン・ジェームズ(34)は25得点、11リバウンド、10アシストで今季6回目のトリプルダブルを達成し、チームを5連勝に導いた。

 マジックは4連勝のあと連敗となって11勝13敗。第2Q途中で24点を追う展開となりながら、第4Qの滑り出しで一時同点に追いついたがあと一歩およばなかった。

 ロケッツのジェームズ・ハーデン(28)はクリーブランドでのキャバリアーズ戦で55得点をマーク。50得点以上は今季4回目となった。試合は116―110(前半64―57)でロケッツが勝って16勝8敗。キャバリアーズは第3Q終盤から第4Q序盤にかけて連続24点を奪って最大11点をリードしたが、第4Qだけで20得点を稼いだハーデンのオフェンスを食い止めることが出きずに8連敗を喫した。

 ウィザーズの次戦(14日)の相手となるグリズリーズは敵地フェニックスでサンズに115―108(前半)で競り勝って1カ月ぶりの連勝で8勝16敗。ディロン・ブルックスが27得点をマークし、ウィザーズの八村塁(21)とゴンザガ大でチームメートだったブランドン・クラーク(23)は15得点、7リバウンド、2ブロックショットを記録し、大学時代にはほとんど打たなかった3点シュートも2本とも成功させた。

 なおグリズリーズは13日に地元メンフィスで東地区全体首位で16連勝中のバックスと対戦し、その翌日がウィザーズ戦。4日間で3試合というタフなスケジュールとなっている。

 ニックスは延長の末にウォリアーズに競り勝って連敗を10で阻止。ジャズに敗れたティンバーウルブスは6連敗を喫し、ペイサーズに競り負けたセルティクスの連勝は4で止まった。

 <11日の結果>

クリッパーズ(19勝7敗)112―92*ラプターズ(16勝8敗)
レイカーズ(22勝3敗)96―87*マジック(11勝13敗)
ロケッツ(16勝8敗)116―110*キャバリアーズ(5勝19敗)
*ペイサーズ(16勝9敗)122―117セルティクス(17勝6敗)
ホーネッツ(11勝16敗)113―108*ネッツ(13勝11敗)
*ブルズ(9勝17敗)136―102ホークス(6勝19敗)
ジャズ(14勝11敗)127―116*ティンバーウルブス(10勝14敗)
グリズリーズ(8勝16敗)115―108*サンズ(11勝13敗)
*バックス(22勝3敗)127―112ペリカンズ(6勝19敗)
*キングス(11勝13敗)94―93サンダー(11勝13敗)
ニックス(5勝20敗)124―122(延長)*ウォリアーズ(5勝21敗)

 *はホームチーム

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