男子・有村優樹、女子・永尾薫 ともに初出場で初優勝 第32回大田原マラソン

[ 2019年11月24日 05:30 ]

大田原マラソン優勝の有村優樹(左)と永尾薫
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 第32回大田原マラソン(スポニチ後援)は23日、栃木県大田原市の美原公園陸上競技場発着で3488人がエントリーして行われた。フルマラソンの男子は有村優樹(27=旭化成)が2時間15分40秒で、女子は永尾薫(30=Sunfield)が2時間39分58秒でともに初出場での優勝を飾った。両選手には最優秀選手賞としてスポニチ盾が贈られた。

 <男子フルマラソン>有村がフルマラソン初挑戦で、ハーフマラソンを含めても初となるVを果たした。「挑戦者として思い切りを大事に最初から先頭で行った。タイムはまだこれからだが、優勝できたことは満足」と冷たい雨の中、2・5キロすぎからの独走に笑顔を見せた。鹿児島実で全国高校駅伝を制し明大では箱根駅伝に4年連続出場し3、4年時には区間2位の27歳。「これからさらに上のマラソンや日本記録に挑戦できる選手になるためのいいスタートが切れた」と先を見据えた。

 <女子フルマラソン>プロランナーの永尾が2位に9分25秒差をつける快走でフルマラソン初優勝。「今までよく優勝しないでやってきたなという感じ。勝てて良かった」。実業団のユニバーサルエンターテインメント時代には故小出義雄氏の指導の下、12年の全日本実業団対抗女子駅伝で優勝しており「失敗してもいいぞってよく言われていた。やっと報告できます」とにっこり。パリマラソンの出場権を得て「今後は海外マラソンで活躍したい」と目を輝かせた。

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2019年11月24日のニュース