三浦は「自信」、木原は「やればできる」 結成3カ月“りくりゅー”の芽生え

[ 2019年11月24日 13:02 ]

フィギュアスケート GPシリーズ第6戦・NHK杯エキシビション ( 2019年11月24日    札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯最終日>エキシビションに登場した三浦璃来、木原龍一組(撮影・小海途 良幹)
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 ペアの三浦璃来(りく、17)・木原龍一(27、ともに木下グループ)が、黒のシックな衣装でレディー・ガガの「Million Reasons」を舞った。動きをピッタリとシンクロさせ、流れるようなスケーティングを見せた。高いリフトもよどみがない。結成3カ月ながら、今大会5位(8組出場)に入った自信を端々に感じさせた。

 2人は演技前に会場施設内で取材に応じ、木原は「自分たちもできるんだというのが昨日分かった。ペアに転向して点が出ず、向いていないのかなと思っていたけど、昨日の点数を見てやればできるんだと思った」と言葉に力を宿らせた。14年ソチ五輪、18年平昌五輪に出場した経験豊富な男性スケーター。エスコートされる10歳下の女子高生スケーターは「すごい選手がいる中で不安はあったけど、やるべきことをやれて自信になった」と大会の収穫を口にした。

 10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔がアイスダンスへの転向を9月に表明。村元哉中とコンビを組む。ペアの三浦・木原組も力を付ければ、日本の悲願である「五輪団体メダル」につながる可能性がある。22年北京五輪へ、“りくりゅー”が成長の階段を上がっていく。

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2019年11月24日のニュース