羽生結弦と一問一答「やっと演技が安定」「勝つことに意味」「一皮むけた」「常に追ってます」
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フィギュアスケートのGPシリーズ第6戦・NHK杯で3年ぶり4度目の優勝を飾った男子の羽生結弦(ANA)が競技から一夜明けた24日、取材に応じた。今大会やGPファイナル(12月5日開幕、イタリア・トリノ)などについて語り尽くした。一問一答は以下の通り。
――SP後に「もっと練習しろよ」と(自らに)言っていた。練習は追い込めている?
「実はオータムの後に、あの、まあちょっとコンディションがよくなくて、結構。練習があまりうまくいかなかったんですよね。本当は4回転アクセルやりたいと思って…。言っていましたっけ、これ。言ってなかったか。分かんないですけど。オータムからスケートカナダに行くにあたって、うまく練習ができなくて、結構、フラストレーションがたまっている状態での試合だったので。今回はもっと基盤を作りたいって思ってたんですよね。で、もちろんスケートカナダでいい出来はできたと思ってますし。いい出来ができたというのはいい練習ができたということとイコールになると思うんですけど。ただ、もっと安定して、いい演技ができるようになりたいというのが今回のスケートカナダからNHK杯までの道のりで。そういった意味での練習はできたんじゃないかな、という感覚はあります。もちろん、1抜けあって、回転不足もあって、ショートのジャンプも完璧だったとは言えないですけど。ただ、やっと、まとまる演技が安定して、だいぶできるようになってきたなという感じがします。イチかバチかではなく」
――では、ファイナルは4A?
「いや、まだ、まだです(笑い)」
――ファイナルで勝つためのポイント、戦略は。
「まずはやっぱりコンディション作りですね。やっぱり、こっから全日本含めて3連戦なので。毎回、移動が凄い多いですし。時差の問題もありますし。もちろん試合で出し切るタイプなので、どこかで抜くというのはないので、絶対に。とにかくいいコンディションで臨むこと。あとは、やっぱり自分にとってファイナル、本当にネーサン選手との戦いとしか思ってないんですけど。やっぱり勝ちたいので。勝つことに意味があると思っているので、本当に。なので、もちろん今季は点数、勝ってますけど、2戦ともとりあえず満足しきれるとは言えない内容ではあるんですけど。でも、それでも勝てているという自信は持ちつつ。ただ、彼もこんなのではないとは分かっているので。また、スケートカナダ、今回以上にいいコンディションで臨めるようにしたいなっていうのが一番の対策というか、一番すべきことかなっていう風に思います」
――今の構成でノーミスすれば勝てる?
「まあ、うーん…。ちょっと、そこは控えたいかなと思います。はい」
――2戦をケガなく終え、そろそろルッツも視野に入ったのか?
「まあ、練習はしているので。できるよということは…フフフ。言えるかなと思うんですけど。それ入れる、入れないというのは、やっぱり先発ピッチャー誰って言うようなものと変わらないと僕は思っているので。そこはしっかり自分自身で考えた上で。ブライアンはたまに何も考えずに言うことあるんですけど(笑)。僕は僕。というか、基本的に戦略とかは全部、自分自身で決めていますし。練習方法とか体調管理とかも全部自分で決めているんで。だからこそ、しっかり自分に責任を持って、いろいろやっていきたいなと思っています」
――氷の状態でジャンプを選べる状態か?
「まあ、それはありますね。だいぶ、そこまで来たかなと思ってます」
――メンタルの持っていき方は?
「メンタルは…。もう、なんか一皮むけたなとは思っています。スケートカナダでやっぱり凄い不安だったんですよ。こんなに落ち着いてていいのかなという感じがしてて。ただ、結局、オータムの後だったから、スケートカナダがちょっとフワフワしてて落ち着いてたのかなというのが今のところの分析ですし。今回は今回でスケートカナダのあの演技があったからこそガチガチに緊張したショートがあって、ケガの心配があったフリーの前の練習があって、落ち着いたフリーがあってみたいな流れだったので。もうその時その時のアレでいいんじゃないかなということは思っていますね。ただ、その時その時のメンタルの状態でもいいかもしれないけれども、体調とか体のコンディションというのはやっぱりベストな状態でなくてはいけない。そのメンタルに合った状態でなくてはいけないと思っているので。そのバランスを常にいい状態に保てるように、ということはかなり意識したいなと思います」
――(6分間練習で)名前をコールされているときに跳ぶ、というのは?
「あのー、6分間練習の時に、なんか今回はオリンピック2連覇の現役の選手みたいな感じで言われてて。そういう感じのものが全部あるんですよね。全試合、6分間練習であって。その時に難しいジャンプを跳ぶか跳ばないかって言われたら、いつも一番難しいジャンプを跳んでいるわけではないかもしれないんですけど。あそこのジャンプをミスることはほとんどないんですよね。それは本当に、なんかシニアに出た時からずっと、たぶんそうなんじゃないかなと思っていて。たぶん緊張感がありつつ、やっぱ紹介されているので絶対にミスれないみたいな自分にプレッシャーを凄くかけることができるので。(司会者が“短くあと1問”といい)はい!…ごめんなさい(笑)。そこで跳ぶことによって、自信がつくっていうか。いいアドレナリンの出し方を覚えるっていう感覚はあります」
――昔、追われる立場より追う立場にいる方がやる気が出ると言ってた。今はどっちか。
「まあでも、常に追ってます。今はたぶん全世界がスケートカナダの演技ですかね。スケートカナダの羽生結弦の演技をたぶん追ってくると思うですよ、これから。あの322点というのを超えるために、いろんなことを考えて、いろんな練習をしてくると思います。ただ、それは僕自身も一緒で。僕もあの演技を超えたいし、あの点数を超えたいって凄く思うので。常に追っているんだなという風に思いますし。あとは、またネーサン選手の話になりますけど。やっぱりネーサン選手はこんなもんじゃないというのは自分自身、凄く分かっているので。またその彼のベストとも戦いたいなという気持ちで常にいます。ありがとうございました。ありがとうございました」
――昨日ステップを抜いたのは、つなぎのステップ?
「つなぎのステップ!そう、イーグルとかは外したって意味です。イーグルを外したんです。ありがとうございました、またお願いします」
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