渋野日向子 逆転で今季5勝目、ノーボギー66!賞金女王争いは最終戦ツアー選手権へ

[ 2019年11月24日 14:20 ]

<エリエールレディス・最終日>優勝カップをほほに付け笑顔の渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの大王製紙エリエールレディースは24日、愛媛のエリエールGC松山で最終の第4ラウンドを行い、注目の賞金ランク3位、渋野日向子(21=RSK山陽放送)がボギーなしの6バーディー、66で回り通算19アンダーで逆転優勝。今季5勝目(AIG全英女子オープン含む)を挙げた。

 第3ラウンドを終えて通算13アンダーで首位と2差の7位。この日は師匠の青木翔コーチが急きょ、最終日の朝にコース入り。スタート前の調整から、愛弟子の動きを見守った。大きな援軍を得た渋野は3番パー3でグリーン右カラーから4メートルのバーディーパットを沈め、4番パー5では1・5メートル、7番パー4では3メートルのバーディーパットを沈めるなど鈴木愛(25=セールスフォース)、森田遥(23=フリー)のデッドヒートを繰り広げた。

 前半で3つ伸ばして折り返すと後半の10、11番の連続バーディーで弾みをつけ、15番のバーディーで単独首位に立った。17番では1差で追う鈴木がボギーで後退。渋野は18番をパーとし通算19アンダーでホールアウト。鈴木は通算18アンダーで4週連続優勝はならず。最終組の森田も届かず、「ここで勝ったら格好いい」と話していた渋野が激闘を制した。

 渋野は優勝賞金1800万円を加え、今季の賞金を1億3791万4314円まで増やした。28日開幕の最終戦、ツアー選手権リコー杯(宮崎CC)に逆転賞金女王への望みをつなげた。

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