元幕内・貴ノ岩のおい 北天海が序二段優勝「来年は十両に上がりたい」

[ 2019年11月24日 16:25 ]

大相撲九州場所千秋楽 ( 2019年11月24日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所千秋楽>序二段優勝の北天海(撮影・岩崎 哲也)
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 序二段は元幕内・貴ノ岩のおいで東56枚目の北天海(20=尾上部屋)が7戦全勝で並んだ東洋大出身で東16枚目の村田(25=高砂部屋)との決定戦を制し、初優勝を飾った。序ノ口デビューとなった秋場所で唯一の黒星を喫した相手が村田だっただけに「先場所は悔しかった。勝てて良かった」と喜んだ。

 優勝できた要因は「稽古が良かった」ということを挙げた。場所前に境川部屋に出稽古し、幕下、三段目の胸を借りて自信をつけた。勝ち越しを決めた後に叔父の元貴ノ岩に電話をかけ「あと3番、思い切って自分の相撲を取れば勝てる」と激励されたという。決定戦は頭をつけて右まわしを引いて寄り切り。貴ノ岩に似た取り口でリベンジを果たした。

 埼玉栄高の同学年には十両の琴勝峰(佐渡ケ嶽部屋)、幕下上位の塚原(春日野部屋)、納谷(大嶽部屋)がいる。「早く追いついてみんなと対戦したい。来年のうちに十両に上がりたい」とスピード出世を目指す。

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2019年11月24日のニュース