貴ノ富士 2度目の暴行は「自覚足りなかった」「強く叩いてはいません」

[ 2019年9月27日 13:31 ]

会見する貴ノ富士(撮影・白鳥 佳樹) 
Photo By スポニチ

 秋場所前に暴行問題を起こし、日本相撲協会から自主的な引退を促されている十両・貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)が27日、都内で弁護士同席のもと、会見を行った。

 貴ノ富士は会見冒頭、「昨日、私は公益財団法人日本相撲協会から実質的に引退を勧告するという処分を言い渡されました」と説明。付け人への暴行や差別的発言について反省の言葉とともに、被害に遭った付け人の実家への直接の謝罪の意向などを明かしつつ、「本当に申し訳なく思っています」と謝罪した。とはいえ、「今回の処分はあまりに重く、受け入れられません」「本件の暴行という愚かな行いを反省し、自らの身を戒め、土俵に戻って、相撲道に精進したいと思っています」などと主張した。

 協会側は2度目の暴行ということで、重い処分を言い渡した形となった。この点について指摘を受けた貴ノ富士は「自分としては自覚が足りなかったからだと思います。ゲンコツならという甘く考えていたから」と弁明。「強く叩いてはいません」とも付け加えた。

 被害を受けた付け人は暴行を受け、逃亡。その日に貴ノ富士は親方と女将さんに呼ばれたといい、2人が被害者の実家へ訪問したという。女将さんがけがの具合とかを目視したところ、「赤くもなってなければ、たんこぶもできていません」と報告があったとし、女将さんの「クラクラしたか?」との質問にも、本人は「していません」と返事をしたと女将さんから聞いたと説明した。

続きを表示

2019年9月27日のニュース