貴ノ富士「到底納得できない」 暴力問題で“引退勧告”処分受け 徹底抗戦の構え、27日会見へ

[ 2019年9月27日 05:30 ]

貴ノ富士
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 日本相撲協会は26日、東京都墨田区の両国国技館で定例理事会を開き、秋場所前に暴行問題を起こした十両・貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋、写真)に自主的な引退を促す決議をし、本人に言い渡した。事実上の引退勧告処分で、本人は「考えます」と態度を保留。今後自ら引退を申し出ない場合は、コンプライアンス委員会の追加答申を受けて臨時理事会で処分を決める。

 今回の厳罰は、貴ノ富士が起こした2度目の暴力問題であるほか、若い衆への言動の内容が悪質であることが主な理由。理事会後、貴ノ富士の代理人は書面で引退勧告処分を受けたとし、「到底納得できる処分ではありません。今後については法的視点から本件処分の不当性を訴えてまいります」と表明した。貴ノ富士は27日に記者会見する。

 また、理事会では双子の弟で、平幕・貴源治(同)が行き過ぎた指導の責任を問われて「けん責処分」に、師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は監督責任を問われ「6カ月間、20%報酬減額」の重い処分が決まった。

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2019年9月27日のニュース