パラ・パワーリフティング大堂秀樹 東京パラ本番会場でV「もう1回ここで」

[ 2019年9月27日 16:06 ]

ガッツポースをする大堂
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 来年の東京パラリンピックのテストを兼ねたパワーリフティングのプレ大会が27日、東京国際フォーラムで行われた。下肢に障がいのある選手が対象のベンチプレス競技で、ロンドン、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場し、3大会連続出場を目指す男子88キロ級の大堂秀樹(44=SMBC日興証券)が190キロの試技を成功させ、金メダルを獲得した。

 7月の世界選手権以降「調子が良くなかった」と語る大堂だが、1本目の182キロをクリアすると、2本目の190キロも安定感を見せた。東京パラリンピックに出場するためには、来春までの国際大会で標準記録を突破し、東京パラ・ランクの8位以内に入ることが条件。現在13位の大堂は、勢いのままに3本目では自らの持つ日本記録、197キロに挑戦したが上がらず。「もし取れていたら、ランキングが2~3個上がっていたけど…」と肩を落とした。

 来年の大舞台と同じ会場で行われたテスト大会。表彰式では1番高い場所に登り、国歌を聴いた。「もう1回、ここでやりたいですね」とにやり。「そのためには頑張るしかない。やるべきことを淡々とやっていきたい」と世界切符獲得に闘志を燃やした。

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2019年9月27日のニュース