服部勇馬 東京五輪切符へ万全をアピール トヨタ自動車の4選手がMGCへ意欲

[ 2019年8月6日 18:11 ]

 9月15日の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」に出場する18年福岡マラソン優勝の服部勇馬(25)らトヨタ自動車の4選手が6日、合宿を行っている北海道士別市内で取材に応じた。服部は4月に虫垂炎で緊急入院したが、7月にハーフマラソンで復帰。「順調に練習できている。相手は強いが代表権を勝ち取りたい」と万全をアピールした。唯一の不安材料には風邪を挙げた。「昨年9月15日は風邪を引いていた。課題は風邪ですね」と冗談をいう余裕すら見せていた。

 チームは7月一杯を米国ユタ州で合宿。士別での合宿を経て、再び米国での強化合宿に向かうという。中大4年時の今年3月の東京マラソンでMGC出場権を獲得した堀尾謙介(22)は「7月に入ってから距離もポイント練習も消化できた。このまま順調に練習すれば9月15日にバッチリ合う」と意気込みを語った。

 18年シカゴマラソンでワイルドカードでの出場権を得た藤本拓(29)は「日本に帰ってきて暑さは感じたが、やっている練習を考えれば自信を持ってやっていける」、18年東京マラソン日本人4位の宮脇千博(27)は「昨年1年間けがで走れない時期が合ったが、距離に対する不安はなくなってきた。故障期間中に思っていたよりもMGCに良い状態で臨めると思う」と力を込めた。

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2019年8月6日のニュース