【渋野日向子会見一問一答3】東京五輪に「今は本当に出たいと思っています」

[ 2019年8月6日 21:49 ]

<渋野帰国会見>日本記者クラブで会見する渋野(撮影・久冨木 修) 
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 女子ゴルフのAIG全英女子オープンで日本人2人目となるメジャー優勝を果たした渋野日向子(20=RSK山陽放送)が6日、東京都内の記者クラブで会見した。渋野との一問一答は以下の通り。

 ――シブコさんの呼び方はどう思う。

 「実は私のコーチと一緒に習っていた先輩が私のことをシブコと呼んでいた。それが浸透した。あとボールのネームにも、その先輩が普通のじゃ面白くないからシブコ、ヒナコにしようと言って。そこからだと思います。(いつから?)今年です。シーズンの頭から」

 ――自分の飛距離で戦える実感は。ドライバーのキャリー、5アイアンでの距離は。

 「距離は今回ミンジー・リーさんと回った。リーさんの方が飛ぶときがあった。私が飛ぶときもあった。やっぱりリーさんより飛ぶ選手もいるので、そこの距離と比較したことがないのでわからないですけど。飛ぶか飛ばないか分からないですけど。それでもあのスコアがでているので。初出場なので分からないですけど、通用してたのかと思います。ドライバーのキャリーは240くらい?。で、そこから250~60とかくらい。5アイアンはキャリー170くらいです」

 ――プレースタイルは。

 「私のプレースタイルは、みんな知ってるとおり笑顔でプレーすること。あと、攻めのプレーかなと思います。(コース上でコーチとの会話は?)今、頭に残っているのは、最終ホールのセカンドは、そこでシャンクしたらかっこわるいなという話はしていて。あとは、ラインとか、距離とか。これ何番で大丈夫ですよね?と聞いたら、うん、たぶん大丈夫という言い方をされるので、たぶんってなんですかって言ったりしていました。(ゴルフ以外は?)ギャラリーに小さい子がいたので、外国人の小さい子って何であんなにお人形さんみたいなんだろうという話はしました。(ウイニングパットで笑っているように見えた)その時も方向を見てて、これで大丈夫ですかって言ったら、うんと小さい声で言われて。本当に大丈夫ですかって聞き返して、笑っていました」

 ――ゴルフウェアが完売した。

 「今回5月からビームスさんとウェア契約をさせていただいて。いままで私は本当にウェアのセンスなく、服選びも得意でなかった。ビームスさんは私服も出していたりするので、そういうのでビームスはついたのはありがたかった。やっぱり着させていただいたからには、活躍して上位で映してもらって、そのウェアの売り上げに貢献することを目標にしていたので、ちょっとはできたかなと思います」

 ――好きなデザインは。

 「かなり派手なスイカ柄もあったりする。そういうのを着たらテンション上がります。ガラガラ系が好きですかね。スイカと3日目に着ていた青い花柄がすき。あと八百屋みたいなのがあって、名前忘れちゃったんですけど。柄が好きです」

 ――リラックスできる瞬間は。

 「ご飯食べているときです。食べるのは大好き、お菓子もだいすき。食べているときは素でいられるというか安心できるので、ばくばく食べています。(1番は好きなのは?)いちごです。いちごはおいしいからです。やっぱりアマオウが一番好きです」

 ――これからの芝生と人生での戦いが待っているが、覚悟は。

 「まだ凄いことをしたというのは、そこまで実感はできていないですけど。かなりの反響なので、ちょっと有名になったんだなと実感している。これからも今の性格で貫いていくつもりですし。やっぱり私は今までもずっと地域の人に育てられているので、そういう地域の皆さんに会う度に初心に戻れるので大丈夫だと思います」

 ――英語のスピーチについて。

 「今回英語の勉強はまったくしなかったので、本当に海外にいくには英語しゃべれないといけないとは実感した。この歳にもなって英語しゃべれないのは、本当にはずかしですけど。いくとすればやっぱりしっかり勉強しないと」

 ――東京五輪への思い。

 「サロンパスやアネッサ優勝するまでは、ソフトボールを五輪に見に行きたいなと思っていた。今、この状況にいて、世界ランクも上位になったので、今は本当に出たいと思っています。出て、ソフトボールの皆さんの選手に会いたいと思っています」

 ――競技中に、同伴競技者とどうコミュニケーションとったか。苦労は。

 「今回キャリーしてくれたのがコーチだった。コーチは英語しゃべれるので、そこは一緒に回っていた方とはコーチを通じてちょっとしゃべってました。私が1人で行動していたりすると、最終日とかになると話しかけてくれたので、その時に英語が分からなかったので。なんとなくセンキューといっていたんですけど。そういうところで英語ができないとなとつくづく思いました」

 ――岡山はどんな存在か。

 「岡山は、やっぱり生まれた時からずっと岡山に住んでいて。岡山の大自然に育てられたって感じですね。たぶん、これからも離れることはないでしょうし。1人暮らししてみたいなというのはありますけど、やっぱり岡山が大好きなので。やっぱり岡山の地域の皆さんに育ててもらった分、そこで恩返ししたいと思っています」

 ――今年と来年の目標。

 「今年の目標は日本の賞金だけで1億円プレーヤーになることです。来年の目標は今のところは東京五輪しか考えていない」

 ――1億円プレーヤーと言っているが、今回で7000万以上だが。

 「この全英までに稼いだ賞金が、全英だけで稼げたので、すごい。海外の人って凄いなと思いましたけど。でもやっぱり日本ツアーの1億円プレーヤーが夢ではあるので、今はそこに向けてなので」

 ――マナーがいいが。

 「拍手するのも、正対しているのもいつものことなので。特に意識していないですし。海外の芝生は洋芝だったので、ターフがとんでいくので。そこにポンとターフの近くにボールがいっちゃうと、他の選手に迷惑になってしまうので。そこはちゃんとやっていました」

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