北口、女子やり投げ大会新初Vで世陸切符 4投目63メートル68

[ 2019年6月29日 05:30 ]

陸上日本選手権第2日   女子やり投げ ( 2019年6月28日    博多の森陸上競技場 )

女子やり投げ、大会新記録で優勝した北口(撮影・会津 智海)
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 女子やり投げは、日本記録保持者の北口榛花(21=日大)が4投目に大会記録の63メートル68を投げ、初優勝した。大会前に世界選手権の参加標準記録を突破しており、この優勝で代表を決めた。

 1投目でいきなり62メートル68を投げた。小躍りしながらスタンドにガッツポーズした。

 「1投目に投げたことが価値がある」

 世界選手権、五輪で決勝に進むために、最初の3投で数字を残すことが大事だと言い続けてきた。上位8人に残れなければ、4投目に進めないからだ。この日は、テーマを達成するとともに、過去の因縁とも決別した。

 昨年大会は、1投目にまずまずの投てきを見せながら、納得がいかず、自らラインを越えてファウルにした。

 「あとで聞いたら、(決勝進出可能な)53~54メートルを投げていたみたいです。でも60メートルしか見えてなくて、その記録じゃ嫌だと思って越えました」

 高校3年で世界ユースを制した逸材のプライドだった。しかし、その後が大誤算。2、3投目に失敗して8人に残れなかった。当時、コーチ不在。体重が5キロ落ちるなど、精神的にも不安定だった。

 1年たち、1投目で呪縛を解き放った。しかも、3日前から試した新しいやりで結果を出した。これまで使いこなせなかった硬めの相棒を、「ダメなら戻せばいい」とトライ。4投目には優勝記録の63メートル68を出した。

 「長く日本代表に戻れなかった。凄くホッとしている」

 5月に日本新を出すなど成長著しい。パワーアップした姿を世界に見せる。

 ◆北口 榛花(きたぐち・はるか)1998年(平10)3月16日生まれ、北海道旭川市出身の21歳。日大4年。旭川東高校で陸上を始めるまで、バドミントン、競泳でも活躍した。高校3年で、18歳未満の世界ユース大会で優勝し、脚光を浴びた。16年リオ五輪代表を逃し、その挑戦過程で右肘を痛めた。スイーツ好き。1メートル79、86キロ。

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