りくりゅう、指導者で第2章へ――2人で育てる“第2のりくりゅう”「日本をペア大国に」

[ 2026年4月18日 05:26 ]

春の園遊会に招かれた三浦と木原(AP)
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 今季限りでの現役引退を発表したフィギュアスケート・ペアの三浦璃来、木原龍一組は将来的に指導者になることを見据えており、日本での普及や後進育成を目指す。

 新たな門出を迎えたりくりゅうが、春の装いで園遊会に出席した。華やかな和装で天皇、皇后両陛下との歓談を楽しんだ。2人は「今後はペアをもっともっと知っていただけるように、さまざまな活動に挑戦し、ゆくゆくは2人で指導者になれるよう勉強させていただきたい」と抱負を口にした。

 その言葉通り、今後はペアの普及、育成に尽くす意向だ。13年にペア転向した木原は「以前はなかなか客席がファンの方で埋まることは少なかった」と語ったことがある。カップル競技も脚光を浴びるようになった一方で、今季の全日本選手権の出場ペアはわずか3組にとどまる。男性が女性を持ち上げるリフトなど危険な技の多さに加え、専用リンクや指導者の不足も普及の足かせに。日本でペアを習うには「ハードルが高い」と木原は指摘していた。

 競技開始への心理的障壁や練習環境など改善すべき点は多い。「難しくなる要因を消せるように」という木原は「女性のパートは三浦選手の方が僕よりも分かっている部分が多い。1人でコーチングというより、チームで一緒にコーチングしていきたい」と将来的な展望も語っていた。

 「結果を出し続けることが日本のペアの未来につながる」。熱い思いを胸に走り続けてきたトップランナーとしての役割は終わった。2人が共通して持つ思いは「日本をペア大国にすること」。現役生活に終止符を打ったが、ペア解消はない。りくりゅうの冒険は、新たな形で続くことになる。

 《園遊会にはスノボ心椛らも出席》天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会は東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、ミラノ・コルティナ五輪のスノーボードで金メダルの木村葵来や村瀬心椛、深田茉莉のほか、パラリンピックのアルペンスキー女子座位で銀メダル2つを獲得した村岡桃佳も出席。昨年ノーベル化学賞を受賞した京大特別教授の北川進さん、プロ野球ソフトバンク球団会長の王貞治さん、声優の野沢雅子らも招かれた。

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