熱海富士 天竜以来96年ぶり静岡出身の新関脇「うれしい」 次に目指すは県勢初優勝&大関昇進

[ 2026年4月28日 05:00 ]

<大相撲夏場所番付発表>新関脇に昇進した熱海富士(撮影・藤山 由理)
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 日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。新関脇に昇進した熱海富士が東京都墨田区の伊勢ケ浜部屋で会見。静岡県出身では1930年夏場所の天竜以来96年ぶりの歴代最高位となり、さらに上の番付にも意欲を示した。新関脇の琴勝峰は新入幕から所要35場所での昇進で、史上10番目のスロー出世。若ノ勝が新入幕を果たした。

 歴史的昇進を果たした熱海富士は自然体だった。「やっぱり実感は湧くし、うれしい。一つ上に、また上がったなと思う」と笑顔。新小結だった先場所で大の里を破るなど9勝を挙げ1場所で番付を上げたが、「僕は全部勝つ気で臨んでいるので。上を目指して頑張ろうという気持ちでいっぱい」と表情を引き締めた。

 静岡県出身の関脇は1930年夏場所の天竜に並ぶ歴代最高位。96年ぶりの快挙に「地元の皆さんも、何か話のネタになってくれたら、うれしい」と笑みをこぼした。同県三島市で行われた春巡業などでは歓声を一身に浴びた。「地元の方が盛り上がってくれて、みんな見てくれているというのを体感させてもらったので、より一層、頑張りたい。さらに、皆さんに少しでも元気な姿を見てもらえたらなと思う」。故郷の期待を背負い、夏場所でも躍動する覚悟だ。

 歴史に名を残す挑戦は続く。静岡県出身の優勝力士は、まだ誕生しておらず「優勝を目指して、大関、横綱を目指してやっている。それで結果がついてくれば、うれしい」。夏場所の結果次第では名古屋場所で大関獲りの可能性も出てくる。1メートル87、197キロの大器は「まだまだ満足せずに頑張っていきたい」と高い向上心をのぞかせた。

 ◇天竜 三郎(てんりゅう・さぶろう=本名・和久田三郎) 1903年(明治36)11月1日生まれ、静岡県浜名郡三方原村(現浜松市)出身。1920年(大正9)春場所で初土俵。1930年(昭5)夏場所で新三役(関脇)に昇進する。角界改革のために決起した春秋園事件の主導者としても知られる。1931年に引退し相撲解説者として活躍。89年8月20日に85歳で死去した。

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