羽生結弦が世界選手権代表に、3度目の頂点目指す

[ 2018年12月24日 22:29 ]

フィギュアスケートの羽生結弦
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 フィギュアスケート全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)が終了し、今大会を欠場した男子の羽生結弦(ANA)が世界選手権(3月、さいたまスーパーアリーナ)の代表に決まった。

 ロシア杯の男子フリー当日、11月17日の公式練習で右足首を負傷。帰国後の精密検査で「右足関節外側靱帯損傷」、「三角靱帯損傷」、「右腓骨筋腱部損傷」で受傷後3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1カ月を要する見込みと診断された。

 GPファイナルに続き全日本も欠場し、「全日本選手権に向けできることを尽くしていましたが、出場することができず非常に悔しく思います。今後、どうなるかわかりませんが、1日でも早く痛みや制限がなくなり、競技に復帰できるよう努めてまいります」と日本連盟を通じてコメントを発表していた。

 日本連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は羽生について「(世界選手権に)間に合うつもりで選んでいる」とし、現況については「(情報は)特にない」と話した。

 男子の枠は3で全日本優勝者が代表に決定。2、3枠目は全日本2、3位の選手や世界ランク、今季ISU公認スコアの上位3人から選考。代表入りには全日本への出場が必須だが、過去に世界選手権を制した羽生はケガでの欠場で救済措置が適用され、選考対象に。世界ランク3位、今季自己ベストの297・12点は世界最高で、選出は確実とみられていた。

 羽生は16年はインフルエンザで全日本を欠場したが、世界選手権の代表に入り、フリーで当時の世界最高得点をマークして14年大会に続く2度目の金メダル。17年は11月のNHK杯で右足首を痛めて全日本を欠場したが、平昌五輪代表に選ばれ、約3カ月ぶり演技となった本番で五輪連覇を達成している。

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