山本草太4回転着氷「ビビらずやった」完全復活へ「もっともっと強くならないと」

[ 2018年12月24日 20:02 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2018年12月24日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>男子フリー、演技をする山本草太(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーで山本草太(中京大)は140・74点をマークし、SPの71・95点と合わせて合計を212・69点とした。

 冒頭の4回転トーループを鮮やかに着氷すると、場内から大歓声が上がった。「ビビらずやった。空中で修正できるくらい滞空時間も長くて、空中姿勢も分かるくらい余裕を持って集中してできた」。ただ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の失敗や終盤には転倒もあり、演技を終えると端正なマスクをゆがめた。「もっと成功させたかったなという気持ち」と振り返った。

 16年世界ジュニア選手権の出発直前にトリプルアクセルで転倒して右足首を骨折。3度の手術を乗り越えて、11月のNHK杯で初めてシニアのGPシリーズの舞台に立った。ジュニア時代に跳べていた4回転トーループは、今大会で復帰後初めて試合で着氷。「(18年は)たくさん新しい経験をした。しっかりこれを活かして、もっともっと強くならないといけない」。完全復活への階段を上る18歳が、言葉に闘志を込めた。

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