文田、宿敵・太田撃破で男泣き　膝のケガで苦闘の１年「苦しかった」

レスリング全日本選手権最終日 （ 2018年12月23日    東京・駒沢体育館 ）

優勝し涙を流す文田（撮影・西海健太郎）
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　男子グレコ６０キロ級では、先月のＵ―２３世界選手権優勝の文田が宿命のライバル対決を制した。

　１点リードの残り１３秒、リオ五輪５９キロ級銀メダリスト太田の巻き投げをカウンターで返して接戦にケリ。１年前は太田に敗れ、６月に膝のケガと苦闘の１年を思い出して男泣きすると「自分のやっていることが合っているかも分からなくて苦しかった」と安どの表情を浮かべた。一方、太田は「次はボコボコにしてやる。あんな試合じゃ世界に通用しない」とリベンジを宣言した。