宇野昌磨3連覇!右足は捻挫だったと明かすも「自分を信じた演技ができた」

[ 2018年12月24日 21:30 ]

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>表彰台の頂点に立ってようやく高橋大輔(左)、田中刑事(右)と同じ高さになり笑顔を見せる宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 世界選手権(19年3月、埼玉)などの代表選考を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権最終日は24日、東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)で男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が289・10点をマークし3連覇を飾り日本スケート連盟の選考基準を満たし、代表入りを決めた。

 宇野はSP当日22日の練習で右足首を痛めたとみられ、演技後には「何も言い訳にしたくない」と詳細を明かさなかったが、23日の公式練習には姿を見せず、関係者は「休養です」と説明するにとどめていた。フリーが行われたこの日の練習には姿を見せ、本調子ではない様子だった。本番ではジャンプ構成を変えて臨み、序盤でジャンプの着地が乱れたものの立て直し、見事なスケーティングを披露した。

 宇野昌磨の演技後のテレビインタビューは以下の通り。

――見事な3連覇。今の気持ちは。

 「少しずつミスは出たが、今できることを最後までやることができたのかなと思う」

――SP、フリーと万全ではない状態だった。

 「SPが終わってフリーまで中1日空いた日があったが、歩くことができなかった。出場するかどうか迷ったが、トレーナーさんに見てケアをしたら、フリーで集中してあまり痛みを感じずに試合に臨めた。周囲のサポートに感謝したい」

――SPの6分間練習でケガをしたのか。

 「6分間練習でケガをしたのではなく、朝の公式練習のウオーミングアップで足を強く捻挫してしまった。SPとフリーの間の日にMRIを取って、捻挫という診断を受けた。無茶しても(患部の痛みは)あとには響かないと言われたので思い切り滑ることができた。追い込まれた状況だからこそ、自分を信じた演技ができたと思う」

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