男子は鈴木が連覇 女子は吉田が大会新でV 足立フレンドリーマラソン

[ 2018年12月24日 05:30 ]

男子総合優勝の鈴木太基と吉田香織
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 第9回足立フレンドリーマラソン大会(スポニチ後援、アイフルほか協賛)は23日、東京都足立区の荒川河川敷で7354人がエントリーして行われた。メインのハーフマラソン総合は、男子は鈴木太基(23=ラフィネ)が1時間6分36秒で大会2連覇、女子は吉田香織(37=TEAM R×L)が1時間12分13秒の大会新記録で優勝した。それぞれ最優秀選手賞としてスポニチ杯が贈られた。

 <ハーフ男子総合> 連覇を成し遂げながら、ゴールの瞬間、鈴木の表情は硬かった。「今年は故障して結果が出せず、悔いが残る一年だったから」。10月上旬に右足甲を疲労骨折、完治しないまま臨んだ東日本実業団駅伝は1区を走り区間20位に沈んだ。その屈辱を発奮材料に「連覇を狙っていた」。レース中盤までは集団と並走、残り5キロのスパートで一気に引き離した。「狙い通りの展開。今年の良い締めくくりになった。チームの忘年会ではじけ過ぎないようにしたい」。ようやく鈴木に笑顔が戻った。

 <ハーフ女子総合> 吉田が圧倒的な強さを見せつけた。「かなり走りやすいコースで、予定よりも3分早かった」と、2位に5分6秒の差を付ける圧勝で、大会記録を5分51秒も更新した。大学卒業後は積水化学、資生堂に所属していた吉田は、一昨年から現チームに移籍。今後のスケジュールは「1月27日の大阪国際マラソンで、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)狙いです」と、東京五輪へ向けて力強い一歩を踏み出す。

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2018年12月24日のニュース