高橋大輔 5年ぶり全日本で表彰台!ジャンプでミスも…「まさかの2位。驚いています」

[ 2018年12月24日 21:06 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2018年12月24日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>男子フリー、演技をする高橋大輔(撮影・小海途 良幹)
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 今季現役に復帰した、男子ショートプログラム(SP)2位の高橋大輔(32=関大KFSC)はフリー151・10点、合計239・62点をマークし、5年ぶりに出場した全日本の舞台で2位となった。

 後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいに決めたが、3連続ジャンプで転倒するなどミスも出て演技後は苦笑いを浮かべた。それでも結果は宇野昌磨(21=トヨタ自動車)に次ぐ2位。高橋は「自分の演技が終わった時に表彰台はないと思っていたので、まさかの2位。正直、驚いています」と2012年大会以来自身6年ぶりの表彰台に驚いた様子。3回転となった冒頭のトーループについては「6分間練習で跳べたので挑んだんですけど中途半端な形で終わってしまった」と振り返った。

 今後については「とりあえず全日本が目標だったのでまったく考えていない」としながらも、「人前で滑り続けたい気持ちが強くなっている」と話した。

 10年バンクーバー五輪で銅メダル、同年の世界選手権で日本男子初となる金メダルを獲得。輝かしい成績を残し絶大な人気を誇った高橋は、6位だった14年ソチ五輪後の10月に現役引退を表明した。その後はアイスショーやテレビ解説などに活躍の場を移したが、今年7月に現役復帰を発表。昨年の全日本選手権を観戦し、「これが本当にやりたいことかな。現役という形で納得してから次に行かないといけない」という思いからの決断だった。

 翌月に左足内転筋肉離れを発症するアクシデントもあり、復帰戦となった10月の近畿選手権では合計195・82点で3位。それでも11月の西日本選手権では244・67点と大幅にスコアを伸ばして優勝を果たし、5年ぶりの全日本出場も勝ち取った。そしてこの日、SPに続く今季自己最高得点が期待されたが、久々に帰ってきた舞台で力を出し切ることはできず。それでもレジェンド復活の舞に観客からは大きな拍手が送られた。

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