宮原3位陥落 3回転フリップが2回転「時間巻き戻したい」

[ 2018年12月24日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第3日 ( 2018年12月23日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

女子フリー、3位の宮原知子(撮影・小海途 良幹)
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 伊藤みどりさん以来となる5連覇を目指した宮原は、得点を知って先に滑った紀平を超えられないことが決まると、唇をかみしめた。自分が思っていたよりもフリーの得点は良かった。だからこそ、演技後半の3回転フリップが2回転に終わった悔しさがこみ上げる。「フリップを跳んでおけばなって気持ちでした。時間を巻き戻したい」と振り返った。

 日本のエースとして平昌五輪に出場し、表彰台に迫る4位。五輪翌シーズンでも、気の緩みは一切なかった。9月には米国での国際大会で勝利した後、カナダ・トロントへ出稽古。羽生結弦のコーチとして知られるブリアン・ジスラン氏からレッスンを受けてジャンプを磨いてきたが、GPファイナルは最下位の6位に終わり、今大会でも落とし穴が待っていた。

 3位に終わったものの、世界選手権(埼玉)の代表入りは確実。「勝ち続けるよりも、自分を見つめ直す機会になる。プラスに考えたい」。この負けを財産にして、宮原は理想を追い続ける。

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2018年12月24日のニュース