稀勢の里 8カ月ぶり綱打ち 真新しい雲龍型の綱を締め、凛とした表情

[ 2018年12月24日 13:21 ]

真新しい綱を付けて柏手を打つ稀勢の里
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 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)の綱打ちが24日、東京都江戸川区の同部屋で行われた。真新しい雲龍型の綱を締めた稀勢の里は、締め心地について「良かったです」と答えた。

 綱打ちは年3回の東京場所(初場所、夏場所、秋場所)の前に行われる。今年の秋場所前は直前の3場所を全休して夏場所前につくった綱を使っていなかったため、綱打ちは行われなかった。今回は8カ月ぶりの綱打ち。気が引き締まる思いかと問われると「そんな感じ」と話し、凜(りん)とした表情を見せた。

 右膝の負傷で11月の九州場所を途中休場し、治療とリハビリを優先させるために12月の冬巡業は全休した。ここまでは田子ノ浦部屋で四股、すり足などの基本運動を続け、本格的な稽古再開は25日の初場所(来年1月13日初日、両国国技館)番付発表以降となる見通し。九州場所後の横綱審議委員会では奮起を促す「激励」が初めて決議され、稀勢の里にとって初場所は進退が懸かる場所となる。

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