伊調馨、川井梨との史上初「五輪王者対決」で敗れる 国内黒星は17年ぶり

[ 2018年12月22日 11:07 ]

<レスリング全日本選手権 女子57キロ級>川井に敗れた伊調(右)(撮影・西海健太郎)
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 レスリングの全日本選手権第3日が22日、東京・駒沢体育館で行われ、女子57キロ級で五輪4連覇の伊藤馨(34=ALSOK)が同級1次リーグの初戦でリオ五輪63キロ級の金メダリスト、川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)と対戦。1−2で敗れ、黒星スタートとなった。

 伊調が国内で敗れたのは、01年12月の全日本選手権56キロ級で、吉田沙保里に敗れて以来17年ぶり。

 出場人数が8人から7人に減ったために、急きょトーナメント方式からリーグ戦とトーナメントを合わせた「ノルディック・システム」に変更されたことで、国内大会で史上初となる「五輪王者対決」が初戦から実現した。

 リオ五輪後に実戦から遠ざかった伊調は10月の全日本女子オープン選手権で2年ぶりに復帰して優勝し、今大会の出場資格を獲得。川井梨との過去の対戦では3戦全勝としていたが、リオ五輪63キロ級で金メダルを獲得し、その後も世界選手権で優勝を続けてきた相手に初黒星を喫した。

 伊調、川井梨は、1次リーグ、準決勝を順当に勝ち進めば、23日に行われる決勝で再戦する。

 今大会と来年6月の全日本選抜選手権でともに優勝すれば、世界選手権の代表に内定。世界選手権でメダルを獲得すれば東京五輪代表に決まる。

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