トヨタ4強 パナから8季ぶり白星、スワートが21得点

[ 2018年12月3日 05:30 ]

ラグビートップリーグ決勝トーナメント1回戦 ( 2018年12月2日    熊谷 )

<トヨタ自動車・パナソニック>後半、トライを決めるトヨタ自動車・スワート
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 初優勝を目指すトヨタ自動車が31―27でパナソニックから8季ぶりの勝利を挙げ、4強へ進出した。今季加入のCTBクリントン・スワート(26=南アフリカ)が1トライ2ゴール4PGで21得点の大暴れ。リコーに63―27で大勝した神戸製鋼と8日の準決勝(花園)で対戦する。過去優勝4回のパナソニックは三洋電機時代の06〜07年シーズン以来12季ぶり4強を逃した。

 1メートル84、105キロの巨漢CTBがトヨタ自動車に4強入りをもたらした。スワートは46メートルの長距離を含むPG4本を成功。後半は再三のラインブレークで攻撃の軸となり、15分には縦突破からトライを挙げて28―22とスコアをひっくり返した。前週の試合途中からSOクロニエに代わってプレースキッカーを務めており、「いつ蹴ってもいいように準備していた。後半は指示どおりにボールも継続できた」と胸を張った。

 前半は堅実に得点を積み重ね、後半は強いフィジカルと堅守でパナソニックを圧倒。過去は07年シーズンの3位が最高だが、今季は開幕戦でサントリーに敗れてから無敗だ。9月に引き分けた神戸製鋼との準決勝へ向け、日本代表のNo・8姫野主将は「自分たちのラグビーを信じて遂行したい」と意気込んだ。

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2018年12月3日のニュース