【丸山茂樹の目】今平 アプローチ、パット進境 開花の年に

[ 2018年12月3日 08:18 ]

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ最終日 ( 2018年12月2日    東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )

日本シリーズJTカップ最終日 試合後に集合写真を撮る(左から)Y・E・ヤン、額賀、石川、賞金王の今平、小平、ノリス、ケネディー、宮里優(撮影・西川 祐介)
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 今平選手を最初に見たときは、切れのいいショットをしているけど、アプローチ、パットがちょっと雑だなという印象でした。でも、昨年あたりからそれが非常に良くなった。今年は開花の年かなという感じです。以前はアプローチのときの振り切りが悪くて、リズムがなかった。それで、2年くらい前に「フィニッシュまでしっかり振り切った方がいいよ。リズムよく」と話をしたことがあります。パットも同じ。バックスイングばかり大きくて、フワフワしているようなパッティングスタイルだった。

 でも、今はしっかりフィニッシュまで力が伝わる打ち方をしている。ショットに関してはスイングもいいし、申し分ない。今年は春先から、いいプレーをしているなと思いながら見ていました。

 彼に期待しているのは、世界ランクの50位以内に入り、そこに定着してほしいということですね。それを最低でも5、6年はキープしてもらいたい。50位以内にいれば、海外ツアーにスポット参戦する場合でも推薦を受けやすくなりますから。これからいろいろな経験を重ねて、それを自分の中で哲学化して、次世代に言葉で伝えていけるような存在になってもらいたいですね。(プロゴルファー)

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