協会批判しない意向…速見元コーチ会見内容は「暴力の謝罪」「東京五輪目指す決意表明」

[ 2018年9月5日 11:09 ]

速見佑斗コーチ
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 体操女子の宮川紗江(18)と速見佑斗元コーチ(34)の代理人弁護士を務める山口政貴氏が5日、TBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)の生放送に出演。速見元コーチがこの日、開く予定の会見の内容について「宮川選手への暴力行為について謝罪」に加えて、「宮川選手とともに東京五輪を目指す決意表明」であると明かした。

 山口氏は「どこまでお話するかはコーチにお任せしている」としたうえで、「2人でオリンピックを目指したいというところは当初から変わっておりませんので、その辺りについて(話すのでは)。決意表明というと、大げさかもしれませんけど、ある程度、今の時点の考えはお話させていただくのではないかと思います」と説明した。

 フリーアナウンサーの堀尾正明(63)は協会側の組織刷新などを求める発言はあるのか?との質問には「やはり暴力行為をしたというのがメインになる。あまり協会に対する批判まではおそらく言及はしないのではないかと思います」とした。

 速見元コーチは宮川に暴力をふるったとして、無期限の登録抹消処分を受け、東京地方裁判所への地位保全の仮処分を申し立てたものの、8月31日に取り下げている。これを受け、速見コーチの処分は確定した。

 山口氏も「これ以上、協会と争うのは宮川選手にとってもいいことではない、ということで取り下げました」と説明。会見では、この経緯を改めて詳しく説明することになるとし、「あまり大々的に協会について言及する予定は今のところはございません」と話した。

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2018年9月5日のニュース