宮川紗江 直接謝罪の申し出を拒否「頭だけ下げてもらっても意味ない」 代理人弁護士明かす

[ 2018年9月5日 10:34 ]

宮川紗江
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 体操女子の宮川紗江(18)と速見佑斗元コーチ(34)の代理人弁護士を務める山口政貴氏が5日、TBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)に出演。日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)からの直接謝罪を、宮川と両親は受け入れを拒否する考えであることを明かした。

 塚原氏は2日に代理人を通じ、「宮川選手に直接謝罪させていただきたい」とするコメントを報道各社にリリース。この報道向け発表の前に、山口氏の事務所にFAXで塚原夫妻の代理人から直接謝罪の申し出があったという。

 この申し出について4日、宮川、両親、山口氏で協議をした結果、拒否する意向を固めたという。山口氏は「結論から言うと、頭だけ下げてもらっても、何の意味もないと。宮川選手が勇気を振りしぼって記者会見したというのは、単に頭を下げてもらうことだけではなく、今まで塚原さんをはじめとして協会の内部の体制にいろいろとおかしいところがあった。そこを正したい。それで、公平、公正な選考をしてもらって、選手ファーストでやってもらいたいというところがある。そこが改善されない限り、謝罪を受け入れても意味がないという結論に至りました。満場一致で、もう(謝罪は)結構と、拒否させていただいた」と説明した。

 最終目標について「どういう形になるのかもなかなか予想はつかない」としながらも、宮川、速見元コーチの代理人としては「2人が早期に体操を練習をして、オリンピックを目指せるように、そこは最終目的なのは変わりない」とした。

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2018年9月5日のニュース