稀勢の里 相撲は取らず、軽めの調整「手応えと課題が明確になった」

[ 2018年9月5日 14:26 ]

稀勢の里(右)は振分親方と談笑
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 8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は5日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で相撲は取らず、しこ、すり足など軽めの調整で終えた。2日は阿武松部屋への出稽古で平幕・阿武咲と13番取り、二所ノ関一門連合稽古では3日に小結・玉鷲と10番、4日に大関・豪栄道と11番取っており、「だいぶ疲れていたので。バランスも悪くなっていたので、確認というのもあったり、バランスを考えてということ」と説明した。

 26日間の夏巡業では9日間、相撲を取る稽古を行い、6人の幕内力士と114番取った。場所前の出来は「ここ何場所と比べたら、全然違う。順調に来てると思うし、どこがいいか悪いか分かってきた」という。左大胸筋などの負傷で体調が万全ではない中で稽古を続けてきたこれまでとは違い、体の不安がなくなってきたことで、手応えと課題が自分の中で明確になっている。「しっかり自分のことが分かるのは、いい状態だと思う」と話した。

 6日は再び相撲を取る稽古を行う予定。次に出場する場所に進退を懸ける意向を示している和製横綱は、秋場所(9日初日、両国国技館)への出場を見据え、最終調整に入る。

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2018年9月5日のニュース