体操協会、第三者委員会委員長に元日弁連副会長・岩井氏「中立・公正な立場で調査」

[ 2018年9月5日 20:57 ]

体操女子の宮川紗江
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 日本体操協会は5日、公式サイトを更新。体操女子の宮川紗江(18)が日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)、夫の光男副会長(70)からのパワハラを告発した問題で、パワハラの有無について調査する第三者委員会の委員長に弁護士・岩井重一氏が就任すると発表した。

 岩井氏は2004年度の元東京弁護士会会長・元日弁連副会長や、13〜14年度の日本弁護士連合会弁護士倫理委員会委員長を務めた。

 協会は委員長選任について「当協会および調査対象者と利害関係がないことを重視」したと説明。他の委員については委員長の岩井氏に推薦を依頼しているとした。

 岩井氏のコメントは以下の通り。

 パワーハラスメントの有無及びそれに関連する事項について、中立・公正な立場で徹底的な調査を行うとともに、何らかの問題が存在する場合には、再発防止等を提言することとしたい。また、アスリートの一層の能力の向上、肉体的・精神的強化を図れるトレーニング環境の整備や日本体操協会が公益財団法人として名実ともに社会から期待される組織に発展し、ガバナンスが強固になるような調査報告書になるよう努めて参りたいと存じます。

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