深堀 大谷と同じPRP治療で回復「現代の医学は本当に凄い」

[ 2018年9月5日 16:47 ]

男子ゴルフISPSハンダ マッチプレー第3R ( 2018年9月5日    埼玉・鳩山CC )

<ISPSハンダマッチプレー選手権3回戦>15番、バーディーを奪って勝利を決めた深堀圭一郎はギャラリーの声援に応える(撮影・沢田 明徳)
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 左肘のケガから復帰した深堀圭一郎(49=フォーラムエンジニアリング)が、4アンド3で黄重坤(ハン・ジュンゴン 26=韓国)を下して4回戦進出を決めた。

 「いいグリーンに仕上がっていたので、(パットが)うまくいったらチャンスはあるかなと思っていました」。5番パー5。黄重坤には第1打で20ヤード差をつけられたものの、ピンまで残り247ヤードの3Wの第2打を右6メートルに付けイーグル奪取。これで弾みをつけると後半も順調にバーディーを重ね23歳下の実力者に快勝した。

 昨秋の三井住友VISA太平洋で左上腕骨外側上顆筋断裂のケガを負い全治2カ月の診断を受けた。手術を回避し大リーグ・エンゼルスの大谷と同じ、血小板を集めて患部に注入するPRP治療で回復を図った。「ゴルフは6月くらいからやれるようになって。はじめの頃よりはるかに良くなってきているし、現代の医学は本当に凄いなと。大谷くんも復帰しましたけど凄い威力だなと(感じています)」と経過は順調のよう。

 これで前週のフジサンケイから10日連続のラウンド。3、4日に日本オープンの最終予選に挑戦し11位で通算20回目の出場権を得た。疲れを知らない?と話を振られると「疲れてますよ」と苦笑いするが、この日の勝利で賞金450万円を確保。あと2勝し準決勝まで進めば最低1200万円を獲得できるため、シード返り咲きの可能性も膨らむ。

 「出るからには一つでも多くと思っているので。より疲れをためたい」と出場最年長のベテランは意気込みを語っていた。

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2018年9月5日のニュース