速見元コーチ、仮処分申し立て取り下げは「処分軽減という考え自体が甘いと思った」

[ 2018年9月5日 17:33 ]

会見開始に深々とお辞儀する速見元コーチ(撮影・久冨木 修)
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 体操女子の宮川紗江(18)に対する暴力行為で日本協会からの無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗元コーチ(34)が5日、都内で会見を行い、宮川への暴力行為について「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 速見元コーチは宮川に暴力をふるったとして、無期限の登録抹消処分を受け、東京地方裁判所への地位保全の仮処分を申し立てたものの、8月31日に取り下げている。これを受け、速見元コーチの処分は確定した。

 会見では「暴力行為はどういう理由であれ、決して許されることではないと深く実感している。処分は真摯に受け止め、妥当な処分だと思っている」と語り、「どういう小さな暴力でもあっても一切暴力を行わないことをここに誓います」と誓い、頭を下げた。

 報道陣との質疑応答では、仮処分を取り下げた理由を聞かれると「はじめは“重いな”と思ってしまった。その後、ニュースでいろんな方々の意見を聞く中で、処分を軽減するという考え自体が甘いと思った。暴力を根絶するために、私のようなコーチ、指導者が出ないためにも、この処分を真摯に受け止めるべきだと思った」と答えた。

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2018年9月5日のニュース