稀勢、豪栄道に3勝8敗で不安…北の富士氏苦言「気迫ない」

[ 2018年9月5日 05:30 ]

豪栄道(右)と稽古を行った稀勢の里
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 大相撲秋場所(9日初日、両国国技館)に向けた二所ノ関一門連合稽古が4日、東京都江東区の尾車部屋で行われ、横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は一門外から参加した大関・豪栄道(32=境川部屋)に3勝8敗だった。最初は左差しから一気に攻めたが、相手の低く鋭い立ち合いに差し負けて後退する場面が目立った。不安を残す内容に「しっかり修正して。やることをやって場所に臨んでいきたい」と気を引き締めた。

 稽古を見た解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)は「後ろに下がったら残れない。この場所に懸けるという気迫が感じられなかった。非常に苦しい」と苦言を呈した。豪栄道の出来が良かったこともあり、尾車親方(元大関・琴風)は「最初の相撲が彼の相撲。あれを忘れずにいけば。試練の場所。乗り越えてくれるのを信じている」と本場所での奮闘を期待していた。

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2018年9月5日のニュース