速見元コーチ、暴力行為は指導の一環かと問われ「そういう認識だった」

[ 2018年9月5日 17:24 ]

<速見元コーチ謝罪会見>会見開始に深々とお辞儀する速見コーチ  (撮影・ 久冨木 修)               
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 体操女子の宮川紗江(18)に対する暴力行為で日本協会からの無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗元コーチ(34)が5日、都内で会見を行い、宮川への暴力行為を「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。騒動後公の場で発言するのは初めて。

 速見元コーチは宮川に暴力をふるったとして、無期限の登録抹消処分を受け、東京地方裁判所への地位保全の仮処分を申し立てたものの、8月31日に取り下げている。これを受け、速見元コーチの処分は確定した。

 会見で「私、速見佑斗は宮川選手に対する度重なる暴力行為によって、宮川選手はもちろん、周囲にいた選手やコーチに対して不快な思いや恐怖を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。

 報道陣との質疑応答では、どのような暴力行為をしたのかと聞かれると「頭をたたく、髪の毛をひっぱる、頬を平手でひっぱたく、おしりを蹴ってしまったこともあった」と答えた。

 暴力行為は指導の一環なのかと問われると「私自身、そういう認識(指導の一環)だと思って大人になってしまった。宮川選手が練習に身が入っておらず、危険な場面になってしまうことがあった。(練習中の)命に関わってしまう演技の部分で暴力行為をしてしまった」とコメントした。

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