カヌー薬物混入の衝撃 為末氏「渡された飲み物は飲むな」沢野大地「国内でこんな事が」

[ 2018年1月9日 14:18 ]

為末大(左)、萩原智子両氏
Photo By スポニチ

 カヌー日本代表候補が、ライバル選手の飲み物に禁止薬物を混入していたことが発覚。ネット上で「ドラマのような話が現実に」「ついに日本でも…」などの声があがる中、今回の衝撃の事件に、日本代表として世界で戦ったアスリートたちもSNS上で反応した。

 世界陸上の男子400メートル障害で2度銅メダルを獲得した為末大氏(39)は「誰かから渡された飲み物は飲むな。ペットボトルはかならず開けた時に音がするか確かめろと言われたな」と自身の経験を踏まえてツイート。また、シドニー五輪競泳女子代表で「ハギトモ」の愛称で親しまれる萩原智子さん(37)も「地元開催の五輪は、良くも悪くも人の心を変化させてしまうのかなぁ」と悲しみつつ、「現役の頃は、新しいペットボトルの蓋を自分で開けて飲みなさいって注意されてた。自分の身は自分で守る、徹底ですね」と、つぶやいた。

 自己防衛の意識が強いアスリートならではのコメント。男子の棒高跳びでリオデジャネイロ五輪7位の沢野大地(37)もツイッターで「あり得ない。。。しかし自分の身を守る事が出来るのは自分のみ。何よりも国内でこんな事が起こってしまった事がショック。。。」と嘆いた。

 日本カヌー連盟は9日、昨年9月のスプリント日本選手権(石川県小松市)に出場した鈴木康大選手(32=福島県協会)が、大会中に小松正治選手(25=愛媛県協会)の飲み物に禁止薬物の筋肉増強剤を混入させ、小松選手がドーピング検査で陽性となったと発表。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は鈴木選手に8年間の資格停止処分を科すとともに、暫定的な資格停止となっていた小松選手の処分を解除した。

続きを表示

2018年1月9日のニュース