稀勢 復調気配17番14勝、下半身に粘り「感覚だいぶ良い」

[ 2018年1月9日 05:30 ]

二所ノ関一門連合稽古で嘉風相手に左で突っ張る稀勢の里(左)
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 大相撲の二所ノ関一門連合稽古が8日、東京都江東区の尾車部屋で行われ、4場所連続休場からの再起を目指す横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が復調気配だ。平幕の琴奨菊、嘉風と17番取って14勝3敗。まわしが取れずに攻められても土俵際で踏ん張るなど、下半身に粘りがあった。昨年初優勝を飾った初場所(14日初日、両国国技館)への出場に向け、最終調整に入る。

 稽古後の和製横綱の表情には、充実感が見て取れた。5日の横綱審議委員会による稽古総見では、大関・豪栄道、横綱・鶴竜に2勝6敗と精彩を欠いたが、中2日で立て直した。14勝3敗だった稽古の感想を聞かれると「感覚的にはだいぶ良くなってきた」と手応えを感じていた。

 琴奨菊との稽古では最初に勝った後、2番続けてもろ差しを許して敗れた。不安をのぞかせる出だしとなったが、そこから踏ん張った。まわしが取れずに攻められても踏ん張り、左おっつけや突き、押しで応戦して4連勝。嘉風にも左差しを封じられる場面があったが、10番で土俵を割ったのは一度だけ。九州場所は腰痛などで途中休場となったが、持ち味の一つである「重い腰」が戻ってきた。

 相撲解説者の舞の海秀平氏(元小結)も、稀勢の里が復調していることを認めた。昨年九州場所前の連合稽古の時と比較して「九州では押し込まれるとあっさり土俵を割ったり、下半身の力がなかった。(この日は)下半身が粘り強くなり、力も戻ってきたと思う」と分析。尾車親方(元大関・琴風)は「序盤の3、4日をうまく乗り切ればいけるのでは」と期待した。

 横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「ケガが治りきってなかったら出ない方がいい」と話しているが、稀勢の里は初場所の出場を見据えている。「本場所で結果を出さないと意味がない。一年のいいスタートを切れるようにやっていきたい」。ここからは最終調整。取組編成会議の12日までに、出場か否かを決断する。

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