松山、16年初戦で予選落ち パットもショットも…1打届かず

[ 2016年1月31日 05:30 ]

第2ラウンド、18番でバーディーパットを外した松山英樹。通算イーブンパーで予選落ちした

米男子ゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン第2日

(1月29日 米カリフォルニア州ラホヤ トーリーパインズGC北コース(7052ヤード)同南コース=7698ヤード、ともにパー72)
 8位から出た松山英樹(23=LEXUS)は2バーディー、6ボギーの76と崩れ、通算イーブンパーの73位でカットラインに1打及ばず、今季初の予選落ちとなった。石川遼(24=CASIO)も通算11オーバーの152位で予選落ちした。15位から出た岩田寛(34=フリー)は73とスコアを落としたが、通算2アンダーの38位で決勝ラウンドへ進んだ。ゲーリー・ウッドランド(31=米国)と崔京周(チェ・キョンジュ)(45=韓国)が通算9アンダーで首位に並んだ。

 最終18番、決めれば予選通過となる2メートルのバーディーパットがカップに蹴られた。松山は無念の表情で天を仰いだ。この日はパットがカップに蹴られる場面が4度もあった。「微妙なパットが入らなかった。最後もそうだけど、カップに蹴られたりした。残念だった」と悔しさをにじませた。

 1番で1.5メートルのパーパットが外れ、3番は15メートルのファーストパットを3メートルもオーバーさせて3パットでボギー。グリーン上でリズムに乗り切れなかった。しかし「悪いストロークをしているわけじゃない。ラインが一筋違っただけ」と本人にパットへの不安はない。

 むしろショットに不満が残った。フェアウエーキープの回数は前日の4回から7回に改善した。しかし7番ではティーショットを深い右ラフに入れてボギー。17番は第2打をバンカーに入れて後退した。「ショットからアプローチまで打ち方がバラバラ。そういうところで安定するものがないと崩れる」と反省した。

 昨年8月のウィンダム選手権以来の予選落ち。2年連続でトップ5入りしている次戦フェニックス・オープン(2月4日開幕、アリゾナ州)へ向け「時間ができたのでショットの練習をする」と気持ちを切り替えた。

 ▼38位・岩田寛 うまく立て直せた。調整して残り2日に臨みたい。(昨年11月のRSMクラシック以来の予選通過)

 ▼152位・石川遼 集中力を保つのが難しかった。でも、ベストは尽くせたと思う。(昨年10月のフライズコム・オープン以来の予選落ち)

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